イオンモール来春開業予定
豊川市民病院に隣接する、八幡駅徒歩圏の立地に、イオンモールが来春いよいよ開業します。
イオンモールの計画は、当初の建物面積19万㎡から10万㎡へと縮小されたものの、売り場面積でいえば、イオン常滑店と同等で、イオン岡崎店より少し狭いという大きさです。
開業となれば、近隣の豊橋・新城・田原・蒲郡から、多くの買い物客の来店が予想され、豊川市への来訪者増加が期待できます。
活性化なるか八幡商業地区
名鉄八幡駅近辺の土地相場は、2013年の300,826円/坪から、2022年の315,702円/坪へと豊川市民病院開業以降、一度も目減りすることなく右肩上がりとなっています。これは、諏訪駅近辺の土地相場に追いついたわけではないが、諏訪町が2015年(400,000円/坪)からほぼ横ばいであることを見れば、堅調です。
イオンモールが開業し、しばらくは八幡地区に新規出店を希望する事業者の増加が期待されます。
住宅地相場への影響は?
八幡駅前の住宅街では、売り物件がかなり少ない状態が続いている。また、売り物件が出たとしても、金額は坪単価32万円~37万円と豊川市にしては高額な物件が多くなっている。イオン開業とともに、土地所有者の期待値は上がり、この相場は微増することも予想されます。
しかし、八幡駅前の地区には、通学路という問題点もあるため、土地相場が上がった場合、土地取引の停滞も予想されます。八幡駅前から、小学校までの距離は、通学路を考慮しなくても1300mの距離があり、大人の足で徒歩17分ほど必要となることが気がかりでもある。また、イオンモール開業後の、周辺地区の渋滞がどの程度発生してくるのかも気がかりになりそうだ。
周辺の住宅街に脚光は?
野口地区や市田地区は、土地相場30万円/坪未満で現在取引されています。
今まで、坪単価25万円前後で取引された住宅地も多くあるこの地域だが、イオンモールの恩恵、小学校への通学距離が短いことや、取引金額が八幡駅前地区と比較しお手頃であることを考えれば、今後注目を浴びてくることも予想されます。
このように、大型ショッピングモールが、豊川市の土地相場へ、どの様に影響を与えるかに今不動産業界の注目がより一層集まっている。
=署:office WAGAYA=